ドル/円は20日とうとう重く圧し掛かっていた180円30銭を突破した。今週に入りドル/円は上が180円30銭、下が117円69銭というレンジ内での取引となっており、抜け出した先に大きなトレンドが出来ると予測していたが、180円50銭付近までの小幅上昇で勢いを無くしてしまい、またもや方向感に欠ける展開が続いている。
先月からの欧州通貨勢の上昇によってドル、円は弱含んで推移している展開が続き、両通貨共に経済基本面に対する不安感からか、好材料があってもなかなか上昇出来ずにいた。今回の上昇ではタイミングが悪く海外勢がクリスマス休暇に入った中での上昇となった為に、変動幅は新たなトレンドを生み出すまでにはいかなかった。本日22:30から(米)経済指標が立て続けに発表されるが、海外勢がクリスマス休暇の中にあるものと思われドル/円の方向性を決定するのは来週中盤、もしくは年明けになるだろう。