為替市場は日本時間21:00に控えている、BOE政策金利発表・9:45に控えているECB政策金利発表を前に、為替市場はやや動向が薄くなっている。さて昨日に引き続き本日も円が上昇するという動きが見られた。日本時間10:00頃に突如として円買いが広がり、ドル/円・ユーロ/円・ポンド/円等が揃って安値を更新した。円買いが一段落すると市場は閑散とした状態である。
これはやはり、最近右肩上がりだったユーロ・ポンドが調整局面に入り、円買いが強まった事が大きな原因となっているだろう。さらにここ最近の経済指標の結果の悪化も、要因の一つであろう。そして本日BOE政策金利・ECB政策金利が発表される。BOEは現状の5.00%維持、ECBは0.25%引き上げ3.50%の引き上げを予定している。市場では既に織込み済みなので、関心はその後のトリシェ総裁の発言に集まっている。現在調整局面を迎えているユーロだが、ここでトリシェ総裁がユーロ高を牽制する発言をすると、現在のユーロの傾向では大幅な下落が予想される。