ユーロ/ドルは11日為替市場で起こったユーロ全面安の影響も拭い去り、現在ユーロ/ドルは上昇気味に推移している。11日高値1.3015ドル、12日安値1.2858ドルと下落幅は、約160ポイントに及んだが、じわじわと値を戻しており、現在61.8%戻し線(1.2950ドル付近)での攻防が続いている。61.8%戻し線を本格的に突破することが出来れば、次のターゲットは下落ポイントとなった1.3015ドル付近に定められる。だが突破できない場合は、1.2858ドル付近へと押し戻される可能性も十分に持っている。
実際に61.8%戻し線付近では上値を抑えられ、値を戻す展開も見られた。ユーロ/ドルは1.2950ドルを突破する事が出来なければ、レンジ内相場(上値1.2950ドル~下値1.2850ドル付近)となる可能性が高い。そしてトレンド方向を見出すのは17日、ユーロ圏、米国共に重要経済指標がロンドン為替市場から連なっており、レンジ相場を抜け出すポイントとなる可能性が高い。