12月19日、日銀金融政策決定会合の場で、政策金利を現状の0.25%に据え置く事を全会一致で決定した。先月から今月にかけて欧州通貨が上昇し、ドルが下落するという流れができ、為替相場ではかなりの変動が起こった。そんな中、円は相場の流れに乗る事が出来ずに一歩出遅れた形となった。自国の指標等には反応を示さず他通貨が上昇すれば円が下落、他通貨が下落すれば円は上昇といった形でしか変動幅を作り出せない状況である。そして本日政策金利据え置きを受けても、為替市場への影響は無いに等しく落ち着いている。
他国との金利差は勿論、経済面の不透明さが円の上昇に結びつかない最大の原因と我々は考えている。それらを踏まえるとやはり、円の反発は来年に持ち越しという道筋が出来上がる。